2023年 12月 映画館鑑賞『ゴジラ-1.0』
2023/12/20
個人的評価
総 合:★★★★☆
アクション:★★★☆☆
エフェクト:★★★★★
ストーリー:★★★☆☆
広 告:★★★★☆
概要
ゴジラシリーズ最新作、モンスターバースシリーズゴジラ最新作が発表された今、見に行くしかない!ということで見に行ってきました!
昔のゴジラの知識はまだ付けられていないのでなんとも言えませんが、モンスターバースでは怪獣が何を考えているのかを理解しようとする一方、シン・ゴジラでは対策のために怪獣の体をどう破壊するかに重きを置いていました。コンセプトの違いというのもありますが、ここは国民性が現れているという考え方もできるのかもしれません。
実際、今回のゴジラ-1.0もどうゴジラという怪物を破壊するかに重きが置かれていました。
しかし少し違う点を挙げるならばゴジラの憎しみのような感情を乗せてきたように感じたことです。ここで『破壊』×『憎悪』という恐怖の大災害の構図がビシビシ伝わってきました。
良かった点
- ゴジラが生まれた1954年に近い戦後すぐ1945年以後を舞台にしたストーリー構成
ー今までその時々のゴジラが制作され続けた上に、現代版はシン・ゴジラやモンスターバースゴジラで描かれているため差別化という点でも良い
ーゴジラ初期の年代に合わせた懐かしさを感じる時代設定ともいえる - ゴジラの背中にある骨盤をトリガーに見立てた発射演出に鳥肌
ー迫力を出すために『溜め』と『キレのある解放』に音響が乗ることでブレスが構成されており、ゴジラ史上最高のブレスに仕上がっていたのではないかと感じた - 史上最高に表情豊かなゴジラに恐怖が止まらない
ー目が合うゴジラとでも表現しましょうか、破壊に巻き込まれるというよりは、破壊されるというのが正確なのだろうと言わしめる、ゴジラの破壊に対する強い意志を感じた - 見逃してしまいそうになる数々の細かい演出
ー無敵のゴジラに残る口の生傷。どんな攻撃も跳ね返し、再生してしまうゴジラですが、口内(内部)が弱点なのではとしっかり思わせる明確な肉々しい生傷がしっかりと描かれていました。
ー最後のりこさんの首筋にうごめく黒いモヤ。これは様々な考察を呼んでいました。個人的には、生き残るわけのないと思われたのりこさんに再生能力を持つゴジラ由来の放射線による影響を感じました。今回のゴジラの特徴『再生』にトレードカラーの黒、その色は放射能をも暗示させ、今後どうなってゆくのか...という素晴らしい引きでした。
悪かった点
- 主人公に脱出装置のこと言っちゃうか
ー主人公の生きる意志を試すという演出意図は感じたが、そのシーンのせいで爆弾の安全装置の伏線が一気に陳腐なものに感じたので、少し落胆 - 演出の退化?
ー前半中盤にかけて、かなりアクティブにどんどん破壊する姿だったのが、後半になると今まで描かれたいつもの邪魔なら壊して進むゴジラへとどんどん変わっていったところに注意を引いているにしても少しインパクトが弱くなったので残念
改善案
- 安全装置については伏線的に予想できる範疇のものであったが、明かした旨はそれを裏切ろうとしたものであった。これは主人公の生きたいという意思を示すものであったと思う。なので、のりこさんの生存に関する演出を入れることで印象は大きく変わるのではないかと考える
- これには、主人公の注意を引くという行為が上手くいきすぎていることによる影響が考えられます。では、ゴジラの注意が逸れそうになる出来事、逃げ遅れた少女に目線を向けたり、大きな音を立ててしまった港が注意を引いてしまう演出があることで、ゴジラの恐ろしさをぐっと引きしめなおすことができるのではないかと考える
宣伝
広告
・朝日新聞一面
※平成ゴジラ世代以降に合わせた新聞一面広告はその他民放等のメディアにも影響があるためかなり影響力
・モノクロゴジラ-1.0発表(2023/12/20)
※ゴジラといえば昔の怪獣映画ということで触れづらい白黒映画でも現代クオリティでやることで、白黒の良さを気軽に楽しみに行ける!!
・日比谷シャンテ(ショッピングモール)コラボ
・KOALAマットレスと電車内広告ジャックコラボ
・ファミマカフェとコラボカップ
・大き目サイズ衣服を扱う坂善商事とコラボ
・しそ焼酎「鍛高譚」とのコラボ
・551蓬莱とポストカードコラボ
商品展開
・一番くじ
・ガチャガチャ
・キャラ撮りスティック
・フィギュア(バンダイナムコより)